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15年の腸活で実感した“腸が整う”3つの食習慣

酒飲み筋トレマニア

ランニング歴約30年。筋トレ歴&飲酒歴約25年。 無類の焼酎好きで、大体2~3日で1升を空けるペース。 酒を「浴びる」程飲みつつ、トレーニングを定期的にすることで健康状態をどれだけ維持できるか、自らの体で実験中。 1日1~2食(朝食は食べません。)

こんな方におすすめ

  • 便秘や下痢など腸のトラブルが続いている人
  • 食事から自然に健康を取り戻したい人
  • ストレスを溜めやすく、気分の浮き沈みが激しい人

「腸活」という言葉が一般的になって久しいですが、実際に腸内環境を整えるためにどんなことをすればいいのか、何が自分に合っているのか──ここでつまずく人は少なくありません。

僕自身、腸の大切さを意識し始めたのは30歳を過ぎた頃でした。
当時は、仕事のストレスや不規則な生活もあって、慢性的な胃もたれ、寝ても取れない疲労、そしてお通じの乱れに悩まされていました。薬を飲めば一時的には落ち着くのですが、根本的な改善にはならない。そんなときに出会ったのが「腸を整える」という考え方でした。

それから15年。
発酵食品、食物繊維、運動、ストレス管理──いろんな方法を試し、失敗も重ねながら、ようやく「自分に合う腸活スタイル」が見つかりました。
今回はその経験をもとに、腸内環境の基本から、体験談、続けるためのコツまで、できるだけ具体的にお話していきたいと思います。


腸内環境とは何か?〜体の中の“もう一つの世界”〜

腸は、単なる「消化器官」ではありません。
食べたものを分解し、栄養を吸収して、不要なものを排出する──これが腸の基本的な役割ですが、実はそれだけではなく、免疫機能の約70%は腸に集中しているとも言われます。

つまり、腸の状態が悪いと、風邪を引きやすくなったり、肌が荒れたり、さらには気分まで落ち込みやすくなるのです。
腸と脳は「腸脳相関(gut-brain axis)」と呼ばれる神経ネットワークでつながっており、腸内の状態がそのままメンタルに影響を与えることも科学的にわかっています。

僕も実際、腸の調子が悪い日は頭がぼんやりして集中できないことが多く、逆にお通じがスッキリしている日は自然と前向きな気分になります。
つまり「腸が整う=心も整う」。これは決して大げさではなく、実感として感じています。

では、腸内環境を整えるために何をすべきか?
その前に、腸内の世界をもう少し詳しく見ていきましょう。

腸の中には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3つの菌が存在します。
理想的なバランスは「2:1:7」。
善玉菌が多ければ腸は元気に働きますが、悪玉菌が増えると腸内が腐敗し、有害ガスや毒素が発生します。
日和見菌はその名の通り“どちらにも傾く菌”で、生活習慣次第で善にも悪にも変わる中立的な存在です。

このバランスをいかに「善玉優勢」に保てるかが、腸活の最大の鍵です。


発酵食品が腸を救う〜“生きた菌”を取り入れる〜

腸内環境を整えるうえで欠かせないのが「発酵食品」。
発酵食品には、乳酸菌や酵母菌、納豆菌など“生きた菌”が含まれています。
これらの菌は、腸内で善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖を抑え、腸の働きを整えてくれます。

代表的な発酵食品には、味噌・キムチ・ヨーグルト・納豆・ぬか漬けなどがあります。
これらは昔から日本人の食卓にあるもので、まさに「腸にやさしい文化の結晶」と言えるでしょう。

僕も最初はいろんな発酵食品を試しました。
しかし、やはり体質によって合う・合わないがある。

たとえばヨーグルト。
一見、腸に良さそうですが、僕には合いませんでした。
朝食に毎日食べ続けた時期がありましたが、結果は下痢と腹部の張り。調べてみると、やはり僕は典型的な乳糖不耐症。牛乳やヨーグルトを消化する酵素が少なく、体に負担がかかっていたのです。

そこで無理に続けるのをやめ、代わりにキムチと味噌を取り入れるようにしました。
これが大正解。お通じが劇的に改善し、体も軽く、肌ツヤまで良くなりました。


僕が10年以上続けている「腸が喜ぶ食習慣」

🥬1. キムチ〜刺激と発酵の黄金バランス〜

僕にとっての“腸の救世主”はキムチです。
韓国発祥の発酵食品ですが、日本のスーパーで買える一般的なものでも効果は十分。

キムチの乳酸菌は、腸に届くまでに死滅しにくい特徴があり、腸の奥まで届いて善玉菌をサポートします。さらに唐辛子のカプサイシンが血流を促進し、代謝を上げてくれる。

僕は毎晩、夕食にキムチを小皿一杯ほど食べています。
10年以上続けていますが、便通は安定し、腹の張りもなく、体重もほとんど変わっていません。
市販品でも構いませんが、できれば“国産野菜使用・無添加”のキムチを選ぶのがおすすめです。

そしてもう一つ気づいたのは、「香辛料が適度に刺激を与えることで、腸が“動く”感覚」があるということ。
辛いだけではなく、体の中から温まるような感覚──これが僕にはぴったり合いました。


🍲2. 味噌〜日本人のDNAに合う発酵パワー〜

味噌は、日本人にとって最も身近な発酵食品。
味噌汁だけでなく、炒め物や鍋、ドレッシングなど、用途が幅広いのが魅力です。

味噌には乳酸菌や麹菌が豊富に含まれており、腸の働きを活発にするだけでなく、体を温め、免疫力を上げる効果もあります。
実際、寒い冬に味噌汁を飲むと体が芯からポカポカして、胃腸の働きが良くなるのを感じます。

僕はいつもスーパーで売っている比較的安価な味噌(300円台)を使っていますが、それでも十分に効果を感じます。
ポイントは**「継続すること」**。高級品を一度買って続かなくなるより、手に取りやすい価格帯のものを毎日摂る方が、確実に健康に繋がります。


🌱3. 納豆〜発酵食品界の万能選手〜

納豆は言わずと知れた“腸活の王様”。
納豆菌は非常に強く、胃酸にも負けずに腸まで届きます。
また、納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにし、動脈硬化の予防にも効果があるとされています。

僕は夜勤の日でも必ず納豆を食べます。
夜に発酵食品を摂ることで、腸が寝ている間に活発に働き、翌朝スッキリ目覚められるのです。
たまに納豆にキムチを混ぜて食べることもありますが、これが本当に相性抜群。

“キムチ納豆”は、まさに僕の15年腸活の中での最強コンビです。


腸を整える生活習慣〜食だけではない「リズム」〜

腸内環境を整えるのに、食べ物だけでは不十分です。
生活のリズムそのものが腸に大きな影響を与えます。

特に重要なのが次の3つ。

🕕1. 起床直後の水

朝起きてすぐコップ一杯の水を飲むと、腸が刺激されて自然と蠕動運動が起こります。
僕は常温の水を飲むようにしています。冷たい水だと胃腸がびっくりすることがあるので、体を“起こす”イメージで。

🚶2. 毎日の軽い運動

僕は施設警備の仕事で1日平均15,000歩歩いています。
この歩行が腸の健康維持にも大いに役立っています。
歩くことで血流が良くなり、腸も自然と動きます。
ランニングや筋トレをしていた時期もありますが、継続できるのは「歩くこと」でした。

🧘3. ストレスをためない

腸と脳は直結しています。
ストレスが溜まると腸が固くなり、便秘や下痢を引き起こします。
僕は意識的に「一人の時間」を確保し、自然の音や音楽を聴くようにしています。
腸活はメンタルケアでもある──この感覚は年齢を重ねるほど実感します。


🌿まとめ

腸内環境は、単なる健康ブームではなく、人生の土台です。
腸を整えることは、免疫を高めるだけでなく、心の安定や老化防止にもつながります。

僕にとっての腸活の三本柱は、「キムチ」「味噌」「納豆」。
派手なサプリや高級健康食品に頼らなくても、スーパーで買える日常の食材で十分効果があるということを、この15年で確信しました。

腸は嘘をつきません。
食べたもの、考えたこと、感じたこと──すべてが腸に現れます。
だからこそ、腸と向き合うことは“自分自身と向き合うこと”なのだと思います。

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