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お酒をやめずに健康維持?“薬膳酒”という選択を取る理由とは?

酒飲み筋トレマニア

ランニング歴約30年。筋トレ歴&飲酒歴約25年。 無類の焼酎好きで、大体2~3日で1升を空けるペース。 酒を「浴びる」程飲みつつ、トレーニングを定期的にすることで健康状態をどれだけ維持できるか、自らの体で実験中。 1日1~2食(朝食は食べません。)

こんな方におすすめ

  • お酒は好きだけど、健康を気にしている人
  • 自然派・中医学的なライフスタイルに興味がある人
  • ストレスが多く、リラックス方法を探している人

お酒が好きな人にとって、「健康のために禁酒しよう」と言われるのは正直つらいものです。
僕も20歳のころからお酒を嗜み、20年以上が経ちました。急性膵炎を経験したこともあり、「さすがに控えないと」と思った時期もあります。
しかし、飲む楽しみを完全に失うのは、僕にとって大きなストレスでした。

ストレスこそが万病の元だと僕は考えており、どうすればお酒を楽しみながら健康を保てるかを試行錯誤してきました。
そんな中で出会ったのが、「薬膳酒」という古くから伝わる健康法です。
今回は、実際に僕が取り入れている薬膳酒生活と、その効果・魅力を詳しくお伝えします。


薬膳酒との出会いと中医学の考え方

薬膳酒とは、身体に良いとされる食材をアルコールに漬け込み、成分を抽出して飲む健康法です。
使用するお酒はホワイトリカー(焼酎甲類)など、クセの少ない透明なアルコールが主流。そこに生姜、黒ゴマ、夏目(ナツメ)、ブルーベリー、イチジクなどを漬け込み、1〜3週間ほど寝かせます。
完成した薬膳酒は、氷で割ったり、お湯で割ったりと自由に楽しめるのが特徴です。

この考え方のベースには、**中国の伝統医学「中医学」**があります。
中医学では「食材=薬」と考え、体の不調を整えるために日常の食事を通してバランスを取ります。
たとえば、

  • 黒豆・夏目(ナツメ) → 膵臓や脾臓をサポートし、消化や代謝を助ける

  • 黒ゴマ・ブルーベリー → 肝臓や目の疲れに効果的

  • クチナシの実 → 心臓や血の巡りを整える

こうした組み合わせを理解しておくと、単なる“お酒作り”が“自己メンテナンス”に変わります。
薬膳酒は、ただ飲むだけでなく「自分の体と対話するツール」でもあるのです。

さらに、中国では紀元前から「医食同源(食と薬は同じ源)」という思想があり、薬膳酒はその延長線上にあります。
冷え性・むくみ・疲労・ストレス・睡眠の質の低下など、現代人の悩みにも通じる効能が多く、自然の力で体を整える手段として再注目されています。僕自身も最初は興味本位で始めましたが、今では日々の体調管理の一部になっています。


自分に合う薬膳酒を見つけるコツ

薬膳酒の魅力は、「自分の体に合わせてカスタマイズできる」という点です。
ただし、効果効能だけを見て選ぶと長続きしません。
味覚の相性が合わないと、どれだけ健康に良くても結局続かないのです。

たとえば僕は、セロリがどうしても苦手です。
セロリは不眠や頭痛、神経のバランスを整える効果があると言われていますが、あの独特の風味がどうしても受け入れられない。
だからこそ、無理せず“好きな味で作る”ことが大事だと思っています。
僕の場合は、キウイ・ブルーベリー・生姜・黒ゴマ・ナツメといった、香りが良く飲みやすいものを中心にしています。

薬膳酒は冷蔵庫に入れなくても長持ちしますし、1週間ほどで飲める軽めのものから、数カ月熟成させる濃厚タイプまで幅広く楽しめます。
お湯割りなら身体が温まり、ソーダ割りならスッキリと飲める。
その日の気分や季節に合わせて飲み方を変えるのも、薬膳酒の魅力です。

また、目的を決めておくと効果を実感しやすくなります。
たとえば、

  • 冷えやむくみ対策 → 生姜・キウイ・黒豆

  • 肝臓のケア → 黒ゴマ・ブルーベリー

  • ストレス軽減 → ナツメ・イチジク・クコの実
    といったように、自分の不調や体質に合わせて選ぶと、より“効いている実感”が得られます。

何よりも大切なのは、「これなら毎日でも飲みたい」と思えること。
無理に薬のように飲むのではなく、あくまで**“楽しみながら整える”**というスタンスが続けるコツです。


チューハイとの違いと“本物”を飲む意義

市販のチューハイやリキュールは、ほとんどが人工香料・着色料・甘味料で作られた“似せ物”の果実酒です。
見た目はフルーティーでも、実際には果実そのものを使っていないことが多く、体に良い成分はほぼ含まれていません。

一方、薬膳酒は自然の果実・野菜・穀物から直接エキスを抽出するため、まさに“本物”の飲み物です。
化学的な添加物がなく、時間をかけて成分が溶け出すので、体への負担も少なくなります。
アルコールによるリラックス効果に加えて、素材由来の栄養素も摂取できるのが大きな違いです。

また、薬膳酒を自分で作ることで「体に何を入れているのか」を意識するようになります。
市販品を買ってきて飲むのではなく、自分の手で仕込み、毎日少しずつ熟成の変化を感じる。
それ自体がセルフケアの時間になります。

僕は週に1回、新しい薬膳酒を仕込んでいます。黒ゴマ+ナツメ、ブルーベリー+イチジクなど、組み合わせを変えて味を楽しみながら、「今週の体調」に合わせて変化をつけています。
このプロセスが意外と面白く、飲むだけでなく「作る楽しみ」も健康維持のモチベーションになっています。

つまり薬膳酒は、

  • 味覚の満足

  • 精神的リラックス

  • 栄養バランスの補助
    この3つを同時に叶える、最も自然で穏やかな健康法のひとつなのです。


💡まとめ

お酒を完全にやめるのではなく、飲み方を変えて体を整える
それが薬膳酒の魅力です。薬膳酒は中医学の知恵を日常に取り入れられる実践的な健康法であり、

心と体のバランスを保ちながらストレスを軽減できます。

特別な道具も不要で、ホワイトリカーと瓶、好きな食材さえあれば誰でも簡単に始められます。
少し時間をかけて自分の身体に合う組み合わせを見つけることで、自然と「お酒との上手な付き合い方」が身についていくはずです。
ストレス社会に生きる現代人こそ、**“薬膳酒という癒しの習慣”**を取り入れてみてほしいと思います。

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