こんな方におすすめ
- 便秘や下痢を繰り返し、腸に不調を感じている人
- 健康や美容を根本から見直したい30〜50代の男女
- 肌荒れ・疲労・不眠などの慢性的な不調を抱える人
今回は「腸内環境」について、僕自身の実体験を交えて話していきます。
食生活の乱れやストレス、運動不足――どれも体調を崩す要因として知られていますが、その根底には「腸」があります。腸は“第二の脳”とも呼ばれ、免疫・感情・代謝のすべてに関わる中枢的な臓器です。
僕は長年、腸の健康を最優先にしてきました。便秘や下痢、牛乳不耐症、膵臓の不調などを経て、腸が整うことの大切さを痛感しています。この記事では、僕の失敗と気づきをもとに「どうすれば腸を味方につけて健康を維持できるか」を深く掘り下げていきます。
Contents
子どもの頃の下痢とニキビ――牛乳が合わなかった体験
僕は小学生の頃から、牛乳がまったく体に合いませんでした。
給食で出る冷たい牛乳を飲むたびにお腹がゴロゴロし、トイレに駆け込む。しかも当時は、学校で「大便」をするのが恥ずかしい年頃。だから我慢してしまい、腸の中に老廃物がどんどん溜まっていきました。
その結果、当時の僕はニキビに悩まされ続けました。腸内の毒素が排出されず、皮膚に現れていたのです。
今思えば、これが腸内環境の乱れの典型。腸がきちんと働かないと、老廃物が体内を巡り、肌荒れ・倦怠感・集中力低下などを引き起こします。
その経験から、僕は今でも牛乳を一切飲みません。カフェラテやミルクティーも避け、コーヒーは必ずブラック。体の声を無視せず、自分に合わないものを断つ勇気が、健康を守る第一歩だと思っています。
薬と便秘――膵臓トラブルから学んだ「腸への負担」
数年前、膵臓の不調をきっかけに強い薬を服用したとき、僕はひどい便秘を経験しました。
普段は毎日快便だったのに、薬を飲んだ途端にまったく出ない。腸が止まってしまったような感覚です。あのときの苦しさは、体のSOSそのものでした。僕の母も長年、便秘体質でした。今思えば、食生活の偏りと運動不足のダブルパンチ。腸が動かない生活を続けると、体がどんどん老化していきます。
腸内環境が悪いと、腐敗した物質が血流に乗って全身を巡り、免疫力を下げ、肌トラブルや慢性疲労を引き起こす。薬が悪いのではなく、「腸に負担をかける環境」が問題なのです。
この経験を経て、僕は「薬よりも食事と運動で整える」生き方に切り替えました。腸が元気であれば、自然と体も心も健康を取り戻すことができます。
僕が毎日欠かさず食べている“腸の味方”キムチ
僕にとって、腸を整える最強の食材はキムチです。
ヨーグルト、納豆、味噌など、いろいろ試しましたが、最も実感したのはキムチでした。発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が腸内の善玉菌を増やし、腸の動きを活発にしてくれます。
僕は毎日、ドラッグストアで買える200円前後のキムチを食べています。値段やブランドよりも「自分の体に合うかどうか」が大切です。キムチ丼、キムチチャーハン、キムチ鍋、酒のつまみ――どんな食べ方でも構いません。
食べ始めてからはお通じが劇的に改善。朝に何度もトイレへ行くことが多くなり、体の中の老廃物をしっかり排出できるようになりました。
「出す」ことこそが健康の基本。便がしっかり出るということは、腸がちゃんと働いている証拠です。僕にとってキムチは、薬でもサプリでもなく、“体質改善のパートナー”のような存在になっています。
腸は“体の鏡”――整うと心も整う
腸が整うと、体だけでなく心の調子も変わります。
腸は「セロトニン(幸せホルモン)」を90%以上作り出している臓器。つまり、腸が荒れていると気分も落ち込み、逆に整っていると前向きになります。
僕自身、腸内環境を整えてからイライラや不安が減り、睡眠の質も上がりました。朝の目覚めも軽くなり、1日のスタートが気持ちよく切れるようになったんです。
腸はまさに“体の鏡”。腸がきれいだと、肌もきれいになるし、思考もクリアになります。
特別なサプリや高額な腸活食品に頼らなくても、発酵食品を取り入れ、適度に体を動かし、ストレスを溜めない。これだけで、体も心も驚くほど変わります。
まとめ
腸は、私たちの体と心をつなぐ中心的な臓器です。
僕は牛乳不耐症や薬の副作用、膵臓トラブルを通して、「腸を整えることが健康の基礎」だと痛感しました。毎日のキムチ、暴飲暴食を控える習慣、そして適度な運動。どれも小さなことですが、その積み重ねが大きな健康の差を生みます。
健康は“腸”から始まり、“腸”で守られる――それが今の僕の信念です。