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歩くだけで人生が変わった。6年のブランクを取り戻す方法

酒飲み筋トレマニア

ランニング歴約30年。筋トレ歴&飲酒歴約25年。 無類の焼酎好きで、大体2~3日で1升を空けるペース。 酒を「浴びる」程飲みつつ、トレーニングを定期的にすることで健康状態をどれだけ維持できるか、自らの体で実験中。 1日1~2食(朝食は食べません。)

こんな方におすすめ

  • 「何か始めたいけど、何をすればいいかわからない」と感じている人
  • 40代以降、もう一度“自分らしさ”を取り戻したい人
  • 移住や転職などで生活環境が変わり、気分が落ち込みがちな人

人間にとって「健康」はすべての土台です。
どれだけお金があっても、どれだけ夢があっても、体が動かなくなれば意味がありません。
僕自身、お酒を飲むのが好きで、「本当に健康的な生活をしているの?」と聞かれたら、正直に言って胸を張れない部分もあります。
それでも、40代を迎えた今、ようやく気づいたんです。
健康とは「我慢して得るもの」ではなく、「日々の積み重ねで作るもの」なんだということ。

特にこの数年、仕事や環境の変化が多く、体も心も大きく揺れました。
そんな中で実感したのは、**「環境が人間を作る」**ということ。
どんなに意志が強い人でも、閉鎖的な場所や孤立した生活が続けば、心も体も鈍っていきます。
逆に、少しでも外に出て歩き、風や太陽を感じるだけで、人は驚くほど元気になれる。

この記事では、僕がこれまで経験してきた運動との関わり、そして島での移住生活を経て改めて気づいた「健康の本質」について語っていきます。


運動が常にそばにあった人生

僕の人生を振り返ると、常にどこかに「運動」がありました。
小学生の頃はサッカー少年で、放課後は日が暮れるまでボールを追いかけていた。
中学・高校では陸上に打ち込み、泥まみれになりながら練習した日々が今でも鮮明に残っています。
大学ではラグビー部に所属し、仲間との厳しい練習や試合を通して、肉体だけでなく精神も鍛えられました。
社会人になってからも、仕事の合間にジムへ通い、休日にはランニングをするなど、常に「体を動かすこと」が自分の中のリズムを整えてくれていたんです。

しかし、転職や引っ越しを繰り返すうちに、運動する時間が減っていきました。
仕事中心の生活になり、気づけば夜遅くまでパソコンに向かい、外に出ることすら面倒に。
その時期は、体重も増え、疲れやすくなり、顔色も悪くなっていました。
それでも30代前半に「もう一度体を取り戻したい」と思い、ハーフマラソンに挑戦。
週に4〜5回のランニングを習慣にし、体重は一気に57〜58kgまで落ちました。
身長173cmの自分にとって、これはかなり理想的な数字。

ただし、後になって思えば、この時期の生活は「健康的」ではなく「ストイックすぎた」かもしれません。
痩せることが目的になり、食事を削り、無理に走る。
確かに見た目はスリムになったけれど、心の余裕はなかった。
それでも、運動を通して得た「自分を律する感覚」は、その後の人生に確実に生きています。


島での6年間、心も体も鈍っていった

2019年から約6年間、僕はある小さな島に移住しました。
海が近く、空気が澄んでいて、最初は「理想のスローライフ」だと思っていました。
朝は波の音で目を覚まし、夕方は夕日を眺めながら晩酌をする。
そんな穏やかな日々を想像していたのですが、現実はそう甘くなかった。

島は美しい場所でしたが、同時に“閉鎖的な社会”でもありました。
人口が少なく、どこへ行っても顔見知りばかり。
一度噂が立てばすぐに広まり、プライバシーなどほとんど存在しない。
そのため、外に出ることが億劫になり、家にこもる時間が増えていきました。
気づけば運動量は激減。
もともとアクティブだった僕が、まるで別人のように動かなくなったんです。

その結果、体重は増え、体が重く、気分も沈みがちに。
「人に会うのが面倒」「外に出たくない」という気持ちが日に日に強くなり、
まるで“殻の中”で生活しているような感覚でした。
体がなまると心まで鈍っていく——その恐ろしさを、この時期に痛感しました。

ただ、この6年間があったおかげで、僕は今「環境の重要性」を誰よりも理解できるようになりました。
閉鎖的な環境では人は萎縮する。
逆に、開放的な場所では人は自然と前向きになる。
島での生活は“黒歴史”と呼べる時期でしたが、学びの多い時間でもありました。
だからこそ今、「あの経験があったから今の自分がある」と胸を張って言えます。


街に戻り、ウォーキングが人生を変えた

島を離れて街に戻ったのが、僕にとっての“再生の始まり”でした。
最初に取り入れたのは、ただの「歩く」こと。
それだけでしたが、想像以上に体も心も変化していきました。

最初は30分の散歩から始めました。
それが1時間になり、2時間になり、いつの間にか1日2万〜3万歩を歩くのが日課に。
特別な器具もいらず、ただ靴を履いて外に出るだけ。
それでも、風を感じ、季節を感じることで、自分の中にエネルギーが戻ってくるのがわかりました。

3ヶ月も経たないうちに、体重は8kg減。
70kg前後あった体が62kg台に落ち、鏡を見るのが楽しくなりました。
夜もぐっすり眠れ、朝の目覚めが軽い。
あの頃の「島でのだるさ」は、まるで嘘のように消えていました。

そして今は、ボディビルを目指してトレーニングも開始。
筋肉量を増やしながら、体重を66kg前後にキープしています。
体だけでなく、思考もポジティブに変化しました。
新しいビジネスのアイデアも湧くようになり、観光業への挑戦にもエネルギーを注げるようになりました。

結局、健康とは「自分を取り戻す力」なんです。
歩くことが、僕にその力を与えてくれました。
今では、ウォーキングは単なる運動ではなく「人生の軸」になっています。


まとめ

健康は“結果”ではなく、“習慣”の積み重ねです。
特別なジムや高価なサプリがなくても、
「歩く」「外に出る」「太陽を浴びる」——それだけで人間の体は蘇ります。

僕自身、島での閉鎖的な生活を経験したからこそ、
街で自由に歩ける今の生活がどれほど貴重かを実感しています。
人間は環境に左右される生き物ですが、同時に環境を変える力も持っています。
体を動かすことは、心を動かすことでもある。

だからこそ、これからも僕は「歩く」を軸に生きていきたい。
そして、自分の経験を通じて、健康と前向きさを取り戻したい人にメッセージを届けたいと思っています。

 

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